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第三話 王の真意~何考えてるんだ?

مؤلف: satomi
last update تاريخ النشر: 2025-09-25 18:03:49

「よくぞ戻った。ライガ、カナエ」と王に言われた。

 人を殺そうとしてノウノウとしてるよ……と怒りが湧いてくる。

「して、この男がお前たちを騙していたという話だな」いや、王が騙していたんだけど。

「この男を牢へ!」トカゲの尻尾切りか……。

「ライガとカナエは王直属の騎士団に入団してもらいたい」

「恐れながら、家族と相談したいと思います。カナエもいいな」

 そう言いその場は帰った。

 俺は正直自分を殺そうとした人を守るような職業に就くのは嫌だった。もしや、うちの親父も同じでは?カナエには申し訳ないなぁ。

 俺は家に帰って、親に全部伝えた。

「はぁ、あの王はまたやったのか……」と親父。

 やはり親父も同じ目に遭っているようだ。その時一緒だったのがおふくろらしい。

「賛成はしない」とうちは両親とも反対。

「でもさー、王に背くとうちに迷惑かからねー?」

「何を今更。弱っちい騎士団を抱えた王が。そんな騎士団に入ってもいいことないぞ」

 それは思う。しっかし言うなー、親父。

 そういう事で、俺は王の提案に背くことにした。カナエはどうするのか?

「カナエも巻き込んだんだけど?」

「それはカナエちゃんの家が決める事だろ」

 カナエの家にてカナエも全てを家族に言った。

「何だと?王直属の騎士団はすごいが、それとこれとは話が別だ!ケルベロスに姿を変えてたやつを鉄拳でミンチにしてしまいたい」とカナエ父。

「実際にヒトだとわかると懐かれるの気持ち悪かったなぁ」とカナエが言うと、カナエ父は怒り心頭「いくら王と言えども許されない」

 カナエの家でも反対のようだ。

「家が蔑まれると思うけど、いいの?」とカナエは心配するが、カナエ父の怒りの前ではどこ吹く風のようだ。

 次の日二人は王の間に行った。

 王の間に入る前にカナエに伝えておいた。「俺らが反対って言った後、俺らに向けて王直属の騎士団が仕掛けてくる可能性もあるから、戦う心の準備は常にしといて」と。

 王は「さて、ライガとカナエ。王直属の騎士団に入る話を家族としてきたのかな?」

 入るかどうかの相談だ。入る事が前提みたいに言うな。

「恐れながら、私もカナエも王直属の騎士団には入りません」

 あぁ、期待を裏切らないな……。続々と王直属の騎士団が湧いてくる。こんなにいるなら俺もカナエも必要ないじゃん。

 そんじゃ「カナエ、後方支援頼むわー」と言いながら、湧いてくる騎士達を片付けていく。マジで近接魔法使いってあんまり使えないんだけど。

 あ、俺は武器は何でも使える。転がる騎士の剣を使ってさばいていく。うーん、飾りだから重いなぁ。もっと軽い剣使えばいいのに。などと思っているうちに王直属はいなくなってしまった。

「カナエ、後方支援サンキュー」

「ライガはやっぱ戦闘強いねー」

 とのん気に話していると、王が口を挟んだ。

「ライガは戦士の称号を、カナエは魔法使いの称号、もちろん王直属だ。を授けるから是非王直属騎士団に……」

 と言った途中で、

「うるさいなぁ、入らないって決めてここに来た。それに2度も殺されそうになって大人しく言う事聞かないだろ?」俺は少し笑ってしまった。

「“王直属”とかキョーミないし」カナエも言う。

 つまり、“戦士”の力は認めているが国中から蔑まれていたのは、王の言う事を聞かないからか?そりゃ、殺されそうになればなぁ。2度も。

 自分より弱い。尊敬できない相手の下にはつかないな。

 親父もそうだろうな、多分先祖代々……。

 王も代々けしかけては失敗して、なんか哀れだー。

 俺はちょっくら旅に出るかなー。武者修行兼ねて。ここは弱いし、他の国も見てみたい。

「カナエー、お前はこの後どうする?」

「うーん、王の命に背いたからなぁ。国の中にいても立場が微妙だし、他の国にも行ってみたいな。サタハユって弱々じゃん。そんなとこにいたら危ないし」

 最後の砦(?)は俺の親父だな。

 などと城からの帰り道に話していた。

「俺は国を出て他の国を見てみようと思うんだ。サタハユがこんな弱くて大丈夫か?って思ったし、武者修行兼ねて。なので、一緒に出かけねー?2人だけど。戦士と魔法使いのパーティーだ」

「オッケー。私も一人だったら親が反対しただろうけど、ライガがボディガード的になるからライガが一緒なら親も反対しないでしょ」

「うちは武者修行歓迎だろうな。カナエが魔法でパパっと服をきれいにしてくれると助かる。食事とか。俺一人だったら、アナログ全開で火をおこすところからやんないとかな。服は汚れたままかも」

「うわー」とカナエは顔を顰めた。

「あら、やっぱり王が仕掛けてきたの?」予想してたのかよ、おふくろよ……。

「もちろん全部しばいたんだろうな?」何故キョーハク気味なんだ親父よ。

「もちろんな。で、国に居ずらいから国を出て、武者修行も兼ねて、他の国を見ようと思う。この国の王直属とか弱々じゃん。この国自体弱々じゃねー?」

 親父とおふくろが顔を見合わせた。

「やっと気づいたか。どうぞ武者修行に行ってください。あー、帰ってきたら弟か妹いるかもなー。あははは」

 笑えねーよ。18以上年離れた弟妹とかか?マジ笑えねー。

「あ、カナエも一緒に行く」

「それは聞いてない!」

「今言った。食事とか服きれいにしてもらうとかさー。戦闘は後方支援だけど、俺がすぐ終わらせちゃうから意味ないし」

「あらあら、カナエちゃん花嫁修業ねー」

「俺一人だったら、食事は火をおこすところから、服は汚れたままかも」

「男の理性を総動員するのもまた修行。頑張れよ」

 他人事だと思って。

 カナエのうちではあっさりと賛成されたそうだ。うちが異常なのか?

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  • 戦士不要の国を出た俺、気づけば魔物ブリーダーになっていた   第二話 登録抹消~他にも抹消したいな

    「えーっと、登録の抹消をお願いします。名前はレイカ・シュン・ユイ・ツカサ・ラックと同時に登録を願い出ていると思いますけど……」「ギルドマスターにお会いください」 なんか面倒だな。これがお兄ちゃんが言ってた『面倒な事』なのかな? 初めて会ったギルドマスターはマダムの容貌だった。「へぇ、あのライガの妹とその子供達か……。なるほどね、それで何か知らないけど計測不能とかカードに表記されるんだ」 地味にお兄ちゃん有名人なんだ。本当に地味だ。「で、登録を抹消したいというのね?」「兄のアドバイスです」「全く、余計な事といえば、余計な事を。でも、ギルドにいると面倒な事もやらざるを得なかったりするからそういうのを考慮してかしらね。わかったわ、抹消する」 はぁ、よかった。「で、抹消するんだけど。その直前に依頼があなたたちにあったのよ、ご指名。パンズの王もサタハユのギルドの親善試合みたいにギルドの親善試合をしたらどうだろう?ってその代表にレイカちゃんが指名されちゃったのよー」 お父さんもお兄ちゃんも怒りそう。これが『面倒な事』か。確かに面倒だなぁ。拒否権がないところがまた嫌だ。「仕方ありませんね。その試合に出て最後ですよ。抹消してくださいね」「わかったわよ。大事な妹さんと子供達だもんライガ君が飛んでくるわ」 お父さんも来ることになるけど。「ねー、お兄ちゃん。昔サタハユの王主催のギルドの親善試合に出たの?」「あれは親善試合だったのか?出場したのは事実だな。サタハユの王はな、うちの家系が嫌いで滅べばいいくらいに思ってたんだよ。それで、その時に滞在していた街の代表として試合に出た。余裕で優勝。その後、闘技場に続々と王直属の騎士団が俺の命を狙って湧いてきてだなぁ」「それも、蹴散らした。と?」「イエス。サタハユにいた頃は4・5回王に殺されかけた。というか、王が殺そうとした。あっさり返り討ちにしてたけど」 へぇー。「そういう面倒があるんだよ。だから、ギルドの脱退を勧めたんだけど?」「今回、パンズの王がサタハユの王がギルドの親善試合をしたのを聞いて、自分もやりたい。ってその代表に私がなっちゃった」「「何―!!!!!!!」」 お兄ちゃんとお父さんが同時に叫んだ。「なんか、抹消の手続きに行くギリギリちょっと前だったってギルドマスターのマダムは言ってたよ」

  • 戦士不要の国を出た俺、気づけば魔物ブリーダーになっていた   第五話 俺たちの異変~カナエの異変??

     そんな中、カナエがスナキツネを拾ってきた。「この子は正真正銘動物!ちゃんと見たんだから!」 そうか……それはいいが、飼うのか? うーん、こいつとギルドにいる男が入れ替わる可能性もあるから気をつけろとカナエに言ったものの、「えー、何でー?」という返事。 俺が自分の力を理解してなかったのと同じでカナエはギルドで人気って理解してないな。まあ、替わってるの感じたら、替わってるやつしばくけどな。 ギルドマスターに呼び出された。何事だ?「言いにくいんだが……、そのスナキツネの親な、討伐対象だ」 言いにくいんじゃなかったのか?「しかもA級で金もいいぞ」おぉ、スナキツネは強いのか。カナエが

  • 戦士不要の国を出た俺、気づけば魔物ブリーダーになっていた   第四話 旅立ち~二人でなのね……

     ステータスがカードで表示される。ライガ age18 HP 計測不能   体力 計測不能 戦士      MP 0      知力 3     戦士に珍しくオールラウンダーカナエ age18   HP 1503   体力 5 魔法使い      MP 25033      知力 10     魔法使いらしく後方支援を得意とする「なぁ、カナエ。計測不能ってなんだ?体力とか知力とか……」 つまり、俺はこのカードの見方がわからない。「うわ、ダサっ。計測不能ってそのままでしょ?少ないってことはないから多すぎて計測できないんでしょ。知力と体力は10段階評価なんだけどなー」「カナエー

  • 戦士不要の国を出た俺、気づけば魔物ブリーダーになっていた   第二話 王からの呼び出し~俺なんかした?

     そんなある日、俺・ライガとその幼馴染・カナエが王に呼ばれた。「何したの?」とカナエに言われたが、それはこっちの台詞。俺は規則正しく生活し、日々鍛錬しているだけだ。 端的に言うと、迷いケルベロス(子供)を親元に帰してほしい。という話だった。全くそんなのは王直属の騎士団(魔法使いばかり)から2名選べばいいのに。親元に戻してソッコー俺を抹殺する気じゃ?と邪推してしまう。 それはそうと、久しぶりに生でカナエを見た。 何だよ反則じゃねー?女くさい体形になってる。女だが。出るとこ出てるし。だいたい魔法使いの服って露出度高くないか?誰のシュミなんだよ? と俺は煩悩にまみれた己を呪った。~Si

  • 戦士不要の国を出た俺、気づけば魔物ブリーダーになっていた   第一話 俺の家系は戦士~故に?

     ここサタハユは言わずと知れた魔法都市。街に出て周りを見渡せば魔法だらけ。 なのにうちは先祖代々戦士の家系。俺は武術を物心ついたころからずっとしている。が、この街で我が家はごくつぶしのような(税金はちゃんと払ってマス)扱い。 戦士は近接、魔法使いは後方支援という思想も古臭く、近接でも戦士要らずで戦えるような魔法が開発されて久しい。 よって“戦士は要らない”というのが常識だ。 まぁ、俺の母親は魔法使いだから、俺はハーフなわけだが……。「ライガ、ごはんよ」 うーん、俺の飯は親父に出す飯の練習か?失敗作の感じがする。何故なら至るところに炭が……。「火加減がねー。ほら、お母さん火の魔法

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